モロッコ旅行記の続きは、旅のハイライトとも言えるサハラ砂漠のツアーです。
マラケシュを出発し、ツアー後はそのままフェズへと抜けます。
下記記事の続きです。
taitabi.hatenablog.com
ツアー会社
砂漠へは流石に個人で行くのは難しいので、ツアーを利用しました。
ツアー会社はかなりの種類があり、値段もピンキリです。
マラケシュの街中にもたくさんツアー会社があり、現地で探したほうが安くはなりそうです。
が、今回はある程度安心できそうなところをWebで調べ、事前に予約していきました。
今回は2泊3日のツアーで、一人169ユーロでした。
www.marrakech-desert-trips.com
前金として3割ほどを予約時にカードで(Paypal経由で)支払い、残りはツアー当日に現金で、という形式でした。
ツアー会社自体の満足度でいうと、まあ普通かな、といった感じ。
他のツアー会社に実際に参加したわけではないので、ちゃんとした比較はできません。
ツアー内容自体ははいくつか比較してみましたがだいたいどこも同じようです。
アトラスを超え、世界遺産のアイット・ベン・ハドゥに寄り、ワルザザード周辺で宿泊し、オアシスを見学し、メルズーガに着き、サハラ砂漠をラクダで移動し、テントに泊まって帰る、という流れ。
そのままマラケシュに戻るパターンもありますが、効率重視でそのままフェズまで移動できるツアーを選びました。
20人ほどのグループツアーで、宿泊所は予約者それぞれに割り当てられます。
・・・という説明だったのに、砂漠のテントは4人ずつの共用でした。別にいいけど。
アイット・ベン・ハドゥ
マラケシュの宿近くで、朝7時のピックアップ。
まだ夜明け前で暗く、寒かったです。
序盤はピックアップで街中をぐるぐる回っていました。
ウトウトしていましたがふと目が覚めると、景色はすっかり山。
途中の休憩所の景色です。
アトラス山脈を超え、世界遺産アイット・ベン・ハドゥを目指します。
お昼過ぎに到着し、まずは昼食になりました。
ピザにしてみたものの、生地が薄くて硬い。美味しくない。。
同じものを頼んでいた隣のイギリス人も半分以上残していたので、そういうことなのです。
オレンジは安定の美味しさ。
「お手洗い」の日本語文字に味がありすぎて、思わずパシャリ。
食後は徒歩で向かいます。
見えました、世界遺産の村。
ベルベル人ガイドさんに連れられ、頂上まで登りました。良い景色。
ここに限らずですが、砂漠に向かうまでの景色も雄大で。
とても雑な表現ですが、イメージでいうならアメリカ西部アリゾナとトルコのカッパドキアを足して2で割ったような感じでした(伝わらない)。
再度、車で移動します。この日の夜は確か、ワルザザードを過ぎたあたりの宿でした。
この夕食は結構美味しかった。ナスとかをチーズで炒めたようなやつ。
オアシス
この日も夜明け前に出発。
車中からですが、朝日に照らされるキャニオンが美しかったです。
途中でオアシス地帯に行き、現地ガイドに連れられて散策しました。
ツアーでお馴染み、カーペット屋で説明を受けた後、昼食です。
イタリアンのリベンジということで、ボロネーゼを注文。昨日のイギリス人も同じでした(笑)
そして出て来たのが、過去最悪のボロネーゼ。
麺は白くてムニュムニュ、ソースは味がしない。イギリス人と一緒に絶望していました。
もうモロッコではイタリアンは食べません。
サハラ砂漠
夕方に、ようやくメルズーガに到着です。
ここからいよいよラクダに乗って砂漠を移動します。
ちなみにスーツケースの入った車はこの拠点に駐車されたままなので、テントで泊まるための荷物だけリュックに取り出しておく必要があります。
スカーフをつけて、いざキャラバン。
乗り降りの衝撃がなかなかありました。
移動はゆっくりなので、乗り心地自体は思ったよりも安定感があります。
下り坂はなかなか揺れますが。
ちなみに、砂漠と行っても様々な種類があり、ここに来るまでに車中から見えていた荒野みたいなのも砂漠の一種です。
砂漠と聞いて一番イメージするのは砂砂漠だと思います。ラクダで移動するのは、まさにこれ(macOSの背景みたい)。
TRANSIT(トランジット)44号 砂漠の惑星を旅しよう (講談社 Mook(J))
- 発売日: 2019/06/17
- メディア: ムック
どこまでもこの景色が続いています。
この2ヶ月前に行った鳥取砂丘の比じゃない...笑
どこを切り取っても絵になりますね。
途中で一度降ろされ、日が沈むのを見届けました。
ここはもう少し自由時間がほしかったなと思いつつ、再出発。
日没後も、空のグラデーションが時々刻々と変化していくのが素晴らしかったです。
暗くなる頃にテントのあるキャンプ場(?)に到着。
ラクダの上に光っているのは、分かりづらいですが月です。
覚悟はしていましたが、寒い、寒すぎる。
冒頭に書いたように4人ずつのテント。そしてブランケットはなぜか二人で一つしかない。。
夕食はなかなかあっさりめで美味しかったです。
野菜と鶏肉炒めの卵とじ的な。
空を見上げると満天の星!
当たり前ですが、遮るものがまったくありません。
寒さに震えながら撮影。
ちゃんとした三脚はありませんが、いわゆるゴリラポッドを持参していたので、置いてあった椅子に固定して撮りました。持ってきてよかった。
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着込んで着込んで、就寝。
まあ、寒くて何度も起きたよね。
フェズへ
翌日。
日の出前にラクダで出発し、車のあるところへ戻りました。
静寂のなか、次第に明るくなる空を見上げつつ砂漠をゆっくりと移動するのはとても幻想的。
幻想的なのですが、あまりに寒すぎて手足の感覚が完全になくなりました。
あと、残念ながら日の出を見る時間はなかったです。
朝食を食べ終わる頃には日が登っていました。
この後はひたすらフェズへ移動し、夜にようやく到着しました。
続きます。 taitabi.hatenablog.com